三重の滝紀行ブログ

※滝見日記・日々の雑感など
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<< 松阪市 飯高 田引 小田地区 大鯛滝 | main | 皆勤手当・交通費と残業代の関係 >>
賃金体系変更を巡る会社との攻防
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    仕事が終わり、退社しようとすると、部長と課長から声をかけられる。
    三人でミーティングルームに入り、給与の話について説明を受ける。
    それによると、今度賃金体系を変更するとのこと。
    ●今まである基本給を基本給・年齢給・勤続給に分割する。
    ●年齢給と勤続給は、四月になると自動的に上がっていく。基本給も成績がよければ上がることがある。
    ●旧基本給と新基本給・年齢給・勤続給三つの合計を比較した場合、旧基本給のほうが高い。
    例えば、パート社員から新たに正社員になった者の基本給は、今まで178,000円と定められている。(ちなみに私は勤続十年の正社員)
    ところが、新賃金体系での基本給は151,000円、年齢給が38歳で4,900円、勤続給(1年)は1,000円となり、合計しても156,900円にしかならない。
    ●このままだと減給となってしまうので、新たに皆勤手当10,000円を新設する。
    ●それでも足りない分は、「調整給」を支給する。調整は2005年2月分の給与を参照して算定する。
    なにやらややこしい話になってきた。
    一見すると、賃下げにはならない上、毎年の昇給が確約される、オイシイ話のように思える。
    しかし基本給が引き下げられることにより、比例して残業手当や休日出勤手当などが減額されるのだ。
    二月は人員が比較的多かったから、残業や休日出勤もほとんど無かったが、人手不足気味の今月は6日も休日出勤をしている。
    返事を保留して帰ろうとすると、「新給与体系にどういしないのなら、来年春の昇給は無いよ。」と課長から釘を刺されてしまった。

    さて、帰社してから表計算ソフトを立ち上げ、新旧の賃金体系を比較して見た。
    確かに残業等の少なかった2月では、1円単位まで同額となる。
    残業・休日出勤がゼロと仮定すれば、二千数百円ほど増給になる。
    しかし、今月のように4日も休日出勤をしている場合、四千円以上の減給となるのだ。
    万年人手不足のうちの会社の場合、毎月のように減収となる可能性が高い。
    そこで労働条件相談センターに電話をしてみた。
    「その賃金体系は違法ですね。法律で割増賃金の算定基準に含めなくとも良い賃金というのは、交通費や家族手当などに限るとされていて、皆勤手当や調整などを残業の計算に入れないのは法律違反なんです。」
    早速法律書で調べて見る。
    割増賃金の算定基礎に含めなくて良いものについては、労働基準法第37条4及び労働基準法施行規則第21条に定められており、家族手当・通勤手当・別居手当(単身赴任手当)・子女教育手当・住宅手当・臨時に支払われた賃金・一ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金(賞与など)の7項目である。
    そしてこれら7項目に該当しない賃金は、全て割増賃金の計算に参入しないと労基法第37条違反となるようである。
    皆勤手当と調整給を残業代の割増賃金に含めるよう、エクセルの計算式を修正し、5月の総支給額を出して見る。
    残業手当や休日出勤手当が1割強増えることになり、総支給額は旧賃金体系より4,500円ほど多くなった
    翌日労働基準監督署に問い合わせて見ると、やはり会社の計算は違法とのこと。
    サッチモ:「新賃金体系に同意しないと昇給させないと言われているんですが。」
    監督官:「それなら『割増賃金の計算は法律にのっとった形でお願いします』の一文を給与辞令に書いておいた上で、新賃金体系に同意すればいいでしょう。それなら昇給もあるわけですし、減給にもならないでしょう。」
    監督署で言われたとおり、「基本給・年齢給・勤続給・通勤手当・皆勤手当て及び調整の各項目についての今回の賃金改定に同意します。時間外手当・休日出勤手当・早朝手当の各項目については、過日の計算に誤りが見られ、その点をご指摘させていただいておりますが、これら法律で義務化された賃金については、法律にのっとった形での支給ということでお願い致します。」の一文を差し入れ、給与辞令に捺印して課長に渡す。
    サッチモ:「この計算、違法だと思いますよ。調整や皆勤手当を残業代の計算に入れないのは、駄目なはずです。」
    課長:「社会保険労務士に聞いたから大丈夫のはずだけど‥‥‥」
    サッチモ:「社労士って、あの○○さんでしょ?あの人あてにならないから、一度労基署で聞いたほうが良いのでは?」
    その後課長は労基署に電話をかけてみるが、監督官が私と同じことを言うので、唖然としている。
    私と話したのと同じ監督官だから、当たり前である。
    課長:「あなた、さっき監督署に電話かけてたでしょう?」
    サッチモ:「かけましたけど、何か?じゃあ、今月の給料は税込みで7千円ほど増える計算になりますが、良いですか?」
    課長は私が監督署に何度も足を運んで、監督官とも顔なじみになっていることを知ってる。
    賃下げを強行すれば、私が監督署に行き、行政指導を要請するのは火を見るより明らかである。
    課長は不承不承うなずかざるを得ないのであった。
    今月の給料日が楽しみである。(^^ )♪
    | 労働法 | 18:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
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