三重の滝紀行ブログ

※滝見日記・日々の雑感など
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<< 賃金体系変更を巡る会社との攻防 | main | 割増賃金の算定基礎・続 >>
皆勤手当・交通費と残業代の関係
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    とりあえず、我々正社員の賃金体系の問題は解決したが、今度はあるパート社員から相談を受けた。
    彼の時給は800円であり、残業時の割増賃金は25%増しで200円であるという。
    ところが、それとは別に一ヶ月一万円の皆勤手当があり、また一日当たり百円の交通費が支給されているそうである。
    皆勤手当が残業の算定基礎に入っていない時点で違法確定である。
    また、交通費もこの場合、基礎に算入しなければならない。
    労働基準法第37条4では、交通費を割増賃金の算定基礎には算入しなくて良いとされているが、通達(23.2.20基発297)により、距離に関係のない交通費の場合は、算入する必要があるとされているのだ。
    確認したところ、この一日百円という交通費は、片道10キロ足らずの市内在住の者でも、片道40キロの鳥羽市在住の者でも、一律同じ金額であるとの由であった。
    早速交通費と皆勤手当を基礎に算入した賃金計算をしてみる。
    現在ほとんどの会社は一週40時間労働制である。(一部44時間特例の事業場あり)
    この場合、一日8時間を越える労働の場合はもちろん、一週40時間を越える労働も全て時間外割増となる。
    今回の賃金期の日数は30日、これを週に直すと30/7=4.2857週となる。
    よって一週40時間制のもとでは、今月の所定労働時間は小数点以下四捨五入で171時間となり、これを超える分については25%の割増賃金が発生することになる。
    彼は6日休んで24日出勤、一日の労働時間は正社員並みの9時間だそうだから、一ヶ月の労働時間は216時間となり、基本給は216×800=172,800円。
    これに深夜労働の48時間と171時間を超える分の45時間について割増賃金が発生し、その金額は(48+45)×200=18,600円
    これに交通費100×24(日)=2,400円と皆勤手当10,000円が加わって、総支給額は203,800円というのが、給与明細の内容である。
    これに皆勤手当と交通費を割増賃金基礎に算入した、適法な賃金計算を行って見る。
    基本給の172,800円、交通費2,400円、皆勤手当10,000円は同等である。
    時間外・深夜割増の単価には交通費と皆勤手当を算入しないといけないから、
    (800+2,400/171+10,000/171)×0.25=218.13円
    よって概算で一割弱割増賃金が多くなる勘定である。
    この月の深夜及び時間外の割増賃金の総計は218.13×(48+45)=20,286円、総支給額は205,486円となり、会社の計算より1,686円多い
    この件について、会社と話し合いの場を設け、改善が見られないようであれば、監督署へ違法の申告に行くつもりである。
    | 労働法 | 14:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
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